この姫君ののたまふこと、「人々の、花、蝶やと めづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、 本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」とて、 よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、 「これが、成らむさまを見む」とて、さまざまなる 籠箱どもに…
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