法蔵菩薩は阿頼耶識なり2

 海外に向け発信された真宗が帰ってきたときこそ

 その真価が問われる、ということを曾我量深さんは

 どこかで仰っていた記憶があります。


 そろそろ、その時なのかな、と思います。


 「法蔵菩薩阿頼耶識」と仰る阿頼耶識について

 ebaponは、唯識でいう「妄識」ではなく

 如来蔵思想にいう「真妄和合識」を指し示すものと

 考えています(ほぼ平川彰説と同じです)
 
 (※平川彰稿「如来蔵としての法蔵菩薩」『恵谷先生古稀記念                 浄土教の思想と文化』所収)


 研究室の前期三年ほどかけて、ebaponは『大乗起信論』を

 読んできました。



 たまご王子にも是非講読をご一緒したかったのですが

 ご自身の研究がとても忙しく、結局ひとりで読み進めました。


 写真の、『仏教大系 大乗起信論他』には、起信論の

 代表的な注釈書、浄影疏・海東疏・賢首義記が集録されていて

 とても便利でした。

 岩波本もコンパクトで使いよく、また最近出た新国訳大蔵経

 『仏性論・大乗起信論』はよさそうです。