大理石病という聞き慣れない病気がある。
10万人にひとり、白血球の破骨細胞が働かず、
骨髄まで骨化してしまう、とても危険な病気だ。
(素人の記述です。医学的に正しいものでありません)
テレビで、この病気を持つ6歳ぐらいの女の子の闘病記が
放映されていた。
骨髄移植で、一時、小康状態を保っていたが、容体が急変し
集中治療室へ。
奇跡的に、快方へ向かう。
その時の、母親の言葉が今でも心に残る。
「娘の死は、覚悟していた。でも、希望は決して捨てなかった」
たまご王子は「希望は捨てない」という言葉を遺し
逝った。
享年45歳、家族はいない。
もう、たまご王子は、ドアをノックしない。