アブラハムの妻あるいは虫めずる姫


この姫君ののたまふこと、「人々の、花、蝶やと
めづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、
本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」とて、
よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、
「これが、成らむさまを見む」とて、さまざまなる
籠箱どもに入れさせたまふ。(堤中納言物語




むしめづる姫といえば、いまは『陰陽師』か。

ebaponにとっては、



ナウシカ


ナウシカにとって「王蟲」、


姫にとっては聖徳太子の金剛虫


(んっ!「まこと」「本地」「金剛」虫


 おお金剛心!   横道にそれた)




アブラハムebaponの妻、サラのめづるのは


「は虫類」


もちろんebaponは「は虫類」ではない


事実、サラはebaponのあごひげを触って


ひとこと



カピバラ



六道輪廻に苦しむebaponの前世は


カピバラだったのか。



カピバラはとても美味しいのよ」



あ、食べられていたのね、ebaponは。




そんなebaponとサラは


運命の赤い糸


いや黄色い糸


というか、紐状の



で、結ばれていた。





カメラマン「ご主人、頭持ちます?」


ebapon「あっ、しっぽでお願いします」