ebaponの歌姫2


スイングしなくなったebaponのハートを打ち抜いたのは



「メジャー受けしない」からとマイケルジャクソンの


 コーラスガールをさせられてたクロウ。


 そんな彼女が一冊の詩集と出遇い一気にスターダムに駆け上る。



 ジャズを止め、カーヴァーの小説に打ちのめされ(この話はいつかまた)


 酒に沈んでいたebaponが彼女の歌と出遇い、酒樽の縁から駆け上がる。




 仕事をさぼった技師kさんとプロ野球のオープン戦を

 見に行ったりしていた。どちらも野球に興味なし。

 ただ、外野席の芝生に寝転がりビールを飲みたいだけ。


 試合が終わり、王監督が挨拶をする。

 ふたりで、

 「ああ、王さんが監督だったんだね」

 と頷きあったりしていた。




 ”ALL I WANNA DO”




 村上春樹がこの曲の歌詞に触れて

 こんな感想を述べていた。


「ロスのバーで、中年男が朝っぱらから酔っぱらっている。

 通りの向かいには巨大なカーウォッシュがあって、

 堅気の人々は昼休みにそこで車を洗っている。
 
 その光景を二人で、ビールを飲みながら眺めている

 二人とも、もう世間にはまともに復帰できそうにない。

 これはまるっきり、レイモンド・カーヴァーの小説である。」




(写真・引用『村上ソングス』(中央公論社