モノラル試聴会前夜2


最終設定が終わり、酒を飲む。


あとは明日を迎えるだけだ。


一人の男がやおら立ち上がり、眦を決して言う。


第二視聴室 室長O塚大尉である。


(今冷静に考えれば酔いで目が据わっていたのかもしれない)


「あれを投入しよう」


「えっ」


一人の下士官が気色ばんで言う


「今、投入すれば片側のユニットしかない。それでは犬死にではないか」



あれとは、そう、ebaponの”Final Weapon”



最終兵器彼女

 (高橋しん 小学館


RUBY MY DEAR”

 (MONK)


 その名もBigBlock




TATラボの845×2で駆動する。