You don't know what love is 考3


高速道路の橋桁や、路肩、のり面

人が漠然と眺めては忘れ去っていく空間に

貼られていた



世界人類が平和でありますように



のプレート。


どうやって貼ったのか、と一瞬、疑念が過ぎるが、

すぐに忘れてしまう風景。


ある宗教団体の仕事である。その後に続く「守護神」「守護霊」などの

言葉は省かれている。とても賢い戦術で、このピースポールと共に

非宗教団体”The World Peace Prayer Society, Inc”としても活動している。

(Prayerについては後日触れる 真宗では弥陀の”本願”を示す)



(写真は ジャイナ教奉献板 カンカーリ ティーラー出土 1c ラクノウ博物館)


紀元1cごろより、西北インド

諸部派仏教徒によって、またジャイナ教においても



「一切衆生の利益安楽のために」



と記された、誓願文が多く見られるようになる。




あのセント・トーマスの福音伝道の影響が考えられている。


一言で言えば

  焼かれる魂をあなたは知らない

  生きもせず死にもせぬ愛


でいうところの


「愛」


インド人にとっての


You don't know what love is



イエス・キリストが身を以て示した


「自己犠牲的利他精神」である。





そこから「大乗精神」が誕生する