愛読書は、大江健三郎
だから、「河馬の勇士」とあだ名されていた。
〜ウガンダで河馬に噛まれた「河馬の勇士」
その古傷を見たものは少ない〜
「楽平、生きていたのか」
はな虫さんは、思わず湯煙で曇ったメガネを拭った
のんびり阿蘇の温泉に浸かっていたはな虫さんの目の前に
突如サウナからもうもうと湯気をあげ真っ赤な汗を滴らせた巨体が姿を現し
そのまま、ざばーんと水風呂に飛び込み、津波のように水をあふれかえした。
そのぶージーの姿は、ケーブル楽天地にいた河馬の楽平を髣髴させたのだった。
(現在はリスボンで余生を暮らす楽平 ←うそ)
革命戦士からいつとはなく足を洗ったぶうじい
もう誰も「河馬の勇士」とは呼ばない。
いまは「河馬のゆうじ」と呼ばれてるって? そのまんまではないか!
かつて河馬に噛まれたぶージー
今日は河馬焼きを口に流し込む
河馬の目にも涙
喉を詰まらせた?