研究例会

昨日は研究例会。

二部担当のRSRさんが欠席となり、一部の時間を少し延長する。

テーマは「浄土真宗と私 自己、他者をめぐって2」



担当は


「最近、MINIMUM POSSIBLEを放棄し、MAXIMUMに走っていると

 内外から指弾され凹んでいる」


   ebapon





(手前に陳列しているのはゴキブリの化石

 マニアの間では結構高値)


清沢満之を中心に、なぜ浄土真宗と「私」なのかを検証する。


まず、アドルノ(1903〜1969)の「非同一性の哲学」から

考え始める。


ナチスによるユダヤ人を始めとした虐殺を生み出した思考様式を

他者を吸収し他者を自己実現するための媒介とすることを

自明のものとして承認する『自己同一性』の思考である」


※ebaponは自己同一性(類同性)の立場をとる


論の展開は、先行論文



南山大学寺尾寿芳さんの優れた論考

清沢満之の〈挫折〉―実験する自己の力動性―」

に沿っておこなう。


※論文は、ネット上で公開されている


寺尾さんは、おそらくキリスト者だと思うが

真宗ともご縁があって、その思索はとても深く

慎重かつ大胆である。



一度じっくりお話しを拝聴したいところである。