第三視聴室への途

斯界の研究所のボスに西田真因先生がおられた。

博覧強記の人である。

自宅に膨大な蔵書を有している。奥様も深いご理解をお示しになっている。

「主人が亡くなったら本は窓から捨てます」

・・・・・・

ebaponも仕事柄、専門書が多い。奥様も不快な理解をお示しになる。


「子供部屋が必要なので、書斎を明け渡しなさい」

「へっ、でも移る部屋はないのですが」

「車庫の上にでも部屋を作ります」


ついにebaponも厩戸皇子になるのね・・・


とりあえず、建設会社に図面を引いてもらい見積もりを出してもらう。

「ざっと2600万円になります」

「・・・・・・・」


行き場が無くなるebapon


ebapon娘が書斎の戸を叩く。

「お父さん、いつ窓からお父さんの本をポーンと放り出すの?」

「あっ書棚はいらないから、この机は置いていってね」

「・・・・・・・・」



はな虫さんやぼうのちちさんから、はやく第三視聴室を作れと言われている。


いやその前に書斎をなんとかしてくれ〜