エレファント・ヴォイス

象牙の輸入大国としてバッシングを受けた日本

しかし、象牙の乱獲により象が絶滅しかけたのは、19世紀中頃に

大流行したビリヤードのせい。

一頭の象牙からたった8個の玉しかとれないのである。

さすがにエコロジーに気づきだした米国は代替品の開発に懸賞金までかけることとなった。

で、脚光を浴びたのがフェノリック樹脂なんである。


(しかしビリヤードボールメーカーでエレファントボールズ社があるがそのまんまやないか!)



ってことを何故か小林秀雄の講演を聴きながら

(これ、真夏に行われた講演なんだな)

ぼーっと考えていた。


『本居宣長』とか『文学の雑感』の内容からではなく

小林秀雄の声を再生しているmamboさんの秘密兵器から

連想してしまったんである。

(そういえば、小林秀雄も音楽談義するとき、今日は五味抜きでやろう、とか言っていたんだよね)


mamboさんの秘密兵器のスペックは優秀だ。もちろん極秘なので明かすことは出来ないが

強いていえば、altec290Eに近い。

ビッグ・ヴォイスである。

290は周波数特性が300〜8000

しかも耐入力が300hzでも100w。


すごい!


で、使用されているダイアフラムが実は

フェノリックなんである。


しかし、この周波数特性。文字通り人の声の再生にベスト!

これにアルテック203(だっけ)ホーンをつけて、603の上に置き

切り替えて試聴したら楽しいだろうなぁ。


もちろん、高域は少しフェノール臭い。


でも、ponやぼうちちさんにとって

フェノール値は高い方が良い。


うーーーん、なんでだろう