最も大事なモノなんである。
なんてったって、開高健さんが一口飲んで
「スモーキー」っていったんだからね。
ところで、そのラフ。
最近、持ち味のヨード臭が薄れてきた感じがする。
サントリー系列になったとか(持ち株率は低いんだが)、
樽の良いのが無くなったとか云われているけれど
本当の理由は分からない。
スコッチの世界で、ヨード臭があまり歓迎されなくなったのかな?
まあ、スモーキーさは樽の占める割合が大きいんで、
どうとでも成りそうだ。
たとえば「クォーター・カスク」ってのがあって
いいフレーバーを醸しだせそうだ。
工程
最初大きいので熟成
↓
次に小さいので熟成
↓
フィニッシュ
で、
小さいのがクォーター・カスク
大きいのは500リッター入るんじゃないかな。
数字で言ってもピンとこないだろうから
大きい方は「ぼうちちさん」4人分
小さいのは「ぼうちちさん」1人分
の大きさだ。
小さい方が、樽の設置面積が広い分、フレーバーの移りがはやく強い。
その分、酒は負けないよう度数を上げている。
先日、アップしたのはトリプルウッドで、
クォーター・カスクをさらに
シェリー樽で熟成
↓
フィニッシュ
という工程を加えている
焼きの入ったバーボン樽のスモーキーさと
シェリー樽の甘さが加味された
逸品なんである。
(つづく)