目黒のサンマ

「武士の一分」よろしく失明を賭してまで毒味役をはたしたpon

一仕事成し遂げたことで自己満足状態。

そんな折

影の毒味役、はな虫さんより電話。


「ponよ 阿蘇のご隠居に献上する地ビールは何本残っているのか」

「はっ一ダースで御座います」

・・・・・・

「ゆるい。

そちにはちと無理な仕事かのう」


で、直々にお出ましになる。

「甘いの。ponよ

そちの目玉、いかばかりの価値があると思うのか」

「はっ」

「わしは娘を毒味に差し出す」

「ははっ」


で、


ぐびぐびと呑む娘様


「あ、あのうあと半ダースしか・・・」


ぐびぐびのむ娘様


「・・・の、のこり二本・・・」


「げふっ」


で、

はな虫さん


「姫は問題なしと申しておる」

「ははっ」

阿蘇に献上せよ」

「ははっ(涙)」