ponの見落としてきたもの

ponはあまり学会誌は読まない

現在の動向ってのに興味がないからである。

そんな中で現在も購読を続けているのに

駒澤大学 仏教学部論集」がある。


この学術誌に注目しはじめた切っ掛けは

袴谷憲昭・松本史朗両氏の存在だった。


「批判仏教」の論客である。

ponの宗教哲学にとって

その切り口は受け入れがたい物があった。

その批判をきちんと受け止め答えなければと思い

この論集を購読することにしたのであった。

第19号から購読をはじめていて

発刊は

「昭和63年10月」


ほぼ四半世紀のつきあいになるのか。

松本史朗さんも還暦になり

曹洞宗内でも、ながくその批判に沈黙してきた学侶たちが

声を上げてきた。

なるほど、そうだったのか、と思う批判が多いのだけれど

受け止めの次元がponの宗哲とは違っていた。



んが、最近、ponの宗哲上において傾聴に値する批判があることに気づいた。

現象学で言う間主観性の問題にどうもうまく答えている学派が存在していたことであり

そのことをponはながく知らなかった。


ponはその不明を恥じて、専門書1000本ノックをはじめたのであった。