「法華経単字、安く手に入りましたよ」
サボサボ君とこでのおつとめ終了後
オグさんが、ponの耳元で囁いた。
(「し、しまった。先を越された」
内心、ひどく動揺するpon
いくらで入手したか聞くともっと衝撃を受けそうなので)
平静を装い、法華経訓読の文献について、
しばし雑談
オグさんは国語国文学的見地から
坂東本『教行信証』の読解に努めているけれど
ponは東アジアにおける漢籍訓読法の問題を
グローバリズムとの関わり(当時は中国とのね)の中で、解き明かそうという
遠大なテーマを掲げており、そのいっかんとして坂東本を読んでいるんだけれどね。
テーマのあまりの大きさに
(大風呂敷を広げすぎたカンが・・・)
蒐集した書籍の背表紙を眺めながら
ひたすら酒を飲み続けるのであった。
しくしく