ebapon、初心に返る

ちょうど、五年前

ponはこんなことを書いている


23歳のレヴィナスと69歳のフッサールとの出遇い。


レヴィナスは失望した。


内田樹は次のように述べている。


 この(※レヴィナスの)フッサール評は、現象学について
 の内在的批判になっていないが、
 レヴィナスの立場からすれば
 ほとんど致命的な宣告と言ってよい。
 「おのれの探求についての探求を終えてしまった」(略)
 という言葉は強烈である。レヴィナスは哲学者とは
 「永遠の初心者」でなければならない。
 (『レヴィナスと愛の現象学セリカ書房)

加藤典洋は、内田の文を引用し、こう付け加える。

 
 批評もまたそれに携わる者を「永遠の初心者」たらしめる。

 ガッシリと肩をつかみ、小学校にあるあの小さな椅子に

 ギュッと腰掛けさせるのだ。

  (『僕が批評家になったわけ』岩波書店



そろそろponも

「永遠の初心者」に戻る頃かなぁ〜