ちょうど、五年前
ponはこんなことを書いている
↓
レヴィナスは失望した。
内田樹は次のように述べている。
この(※レヴィナスの)フッサール評は、現象学について
の内在的批判になっていないが、
レヴィナスの立場からすれば
ほとんど致命的な宣告と言ってよい。
「おのれの探求についての探求を終えてしまった」(略)
という言葉は強烈である。レヴィナスは哲学者とは
「永遠の初心者」でなければならない。
(『レヴィナスと愛の現象学』セリカ書房)
加藤典洋は、内田の文を引用し、こう付け加える。
批評もまたそれに携わる者を「永遠の初心者」たらしめる。
ガッシリと肩をつかみ、小学校にあるあの小さな椅子に
ギュッと腰掛けさせるのだ。
(『僕が批評家になったわけ』岩波書店)
そろそろponも
「永遠の初心者」に戻る頃かなぁ〜