2014-06-17 青坊主のいる部屋2 身辺雑記 「青坊主」と聞いて思い出すのが背負うた子が石のように重くなる漱石の『夢十夜』の一篇。 学生の時読んでから、何度か夢にまで出てきた想いでの小品である。夢にまで出てきたといえば百鬼園こと内田百間の『冥途』(漱石「夢十夜」へのオマージュ)ponも「件」になって困り果てた夢を見たことがある(笑 「件」は自分がそうなる話しで、姿を見ることが出来ないように「青坊主」も背負うた子で、その重さしか知ることが出来ない。 いったい「件」も「青坊主」もどんな姿なのであろうか。