エンタメと文学の狭間で

クライムノベル好きのponには

中村文則の『掏摸』は面白かったな。

「木崎」なんか、花村萬月の『笑う山崎』を思わす

造けいだったぞ。

『王国』の文庫化はまだ先みたいなので、クライムノベルズ三部作を読んで

こんどは

純文学(というか初期作品)を読んでみるぞ。


『土の中のこども』は重いテーマをうまく文学の領域まで昇華させているな。

メタファ足りんとか石原慎太郎に言われていたけれどな。

「不感症の原因が死産ってのは若い男の考えそうなことだ」

って山田詠美から言われたのは、そうとうこたえたと思うけれど(笑

『銃』       2002年 新潮新人賞
『遮光』     2004年 野間文芸新人賞
『土の中の子供』 2005年 芥川龍之介賞

って順番なのか。

『銃』は新潮文庫には見あたらないぞ。