It's De-Lovely おしまい

Making It New

The Art and Style of Sara and Gerald Murphy

1920年代のジャズエイジの表舞台を下支えした夫妻の

芸術とその生活に焦点を当てた展示図録である。

前にも一寸触れたけれど、ジェラルド・マーフィーと

コール・ポーターはイェール大学からの親友

映画It's De-Lovely (五線譜のラブレター)

の中では、バイセクシャルのポーターと対比して

親密な家族愛を生きる(息子の死という至難を乗り越えて)

夫妻として描かれている。

(写真の繪はピカソが描いたモノ)

『優雅な生活が最高の復讐である』が出版されたのが1984年

それから20年後

の2004年に

五線譜のラブレターが封切られた

その三年後、マーフィー夫妻の回顧展がアメリカで催され

そのパンフレット、"Making it New"ではじめて

ジェラルド・マーフィーの

イン&アウト

が公表された。

今日の一枚は

Sofia Finnila の "Everything I Love"

終章にふさわしい題だね

おすすめは、二曲目の"SO IN LOVE"

(バックのThe Five Corners Quintetの演奏も渋いよ)