ジェラルド・ウイルソン"デトロイト、ニューヨーク"上

ジェラルド・ウイルソン

昨年御年九十六歳でお亡くなりになった

この”デトロイト”は、2007年、90歳の誕生月

少年時代を過ごしたホームタウンで行われた

デトロイト・インターナショナル・ジャズフェスティバル30周年に捧げられた演奏である

御自身が育て上げたロサンゼルスバンドの錚々たるメンバーを引き連れての凱旋である。

全編、デトロイトへの愛が漲っている。

イヴェット・デヴェローのヴァイオリンとブライアン・オルークのピアノの

音色が美しい。

くしくもデトロイトでジャズフェスが始まった年、ponはその地に降り立ったんであるが

まだまだデトロイトは活気があった

が、日本車の攻勢に押され、経済は斜陽。街も人心も徐々に廃墟化されいき

ロボコップの世界が出現する。

そんな中、ジェラルド・ウイルソンの演奏は、単に郷愁にとどまらず

愛と希望に満ちあふれたメッセージが込められている

(なんといってもジェラルド・ウイルソンが過ごした時代は世界恐慌真っ盛りだったからね)

あまりデータがないので、以下メンバーを載せておく

(ponのテキトーな読みなんでご容赦)

ロサンジェルスバンド

ジェラルド・ウイルソン 指揮

ロン・バロウズ  (コンストラクター、トランペット)
ブライアン・オルーク(ピアノ)
メル・リー(ドラム)
トレイ・ヘンリー(ベース)

〈サックス〉
カール・ランドール(テナー)
ジャッキー ・ ケルソー:(アルト、ソプラノ)
カマシ・ワシントン(テナー)
ルイス・ヴァン・テイラー: (テナー、バリトン
ランドール・ウィリス(アルト、フルート)
テリー・ランドリー(バリトン


〈トランペット〉
ボビー ・ ロドリゲス、ジェフ・ケイ、リック・バプテスト、ウィンストン・バード

トロンボーン
エリック・ヨルゲンセン、レ・ベネディクト、マイク・ウインベリー、シャンテ・パーマー

〈バイオリン〉
イヴェット・デヴェロー

〈ゲスト〉
ショーン・ジョーンズ トランペット
アンソニーウイルソン ギター

★ニューヨーク・バンド

ジョン・ファディス(コンストラクター、 トランペット)

ルイス・ナッシュ(ドラム)
レニー・ロスネス(ピアノ)
ピーター・ワシントン(ベース)
アンソニーウイルソン(ギター)
トッド・クールマン(ベース)

〈サックス〉
ティーヴ・ウイルソン(アルト・ソプラノ・フルート)
アントニオ・ ハート( アルト・ソプラノ・フルート)
ロン・ブレイク( テナー)
カマシ・ワシントン( テナー)
ロニー・キューバー(バリトン

〈トランペット、フリューゲルホーン〉
フランク・グリーン、ショーン・ジョーンズ、ジミー オウンズ、テレル・スタッフォード

トロンボーン
デニス・ウイルソン、ルイス・ボニーラ、ジェイ・アシュビー
ダグラス・パーヴァイアンス(バリトン

〈ゲスト〉
ヒューバート・ロウズ  フルート