https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SK/0017/SK00170L015.pdf
辛嶋さんは、専攻は違いますが大学の先輩で
一度、ponの所属している研究所で講演していただいたこともありました。
一連の初期無量寿経の研究はponの是旃陀羅考におおきな示唆をいただいています。
その原点となった論文を掲げていますが、その経緯を先生自身が注記しています
この論文の大筋の内容は,2004年 4 月に浄土真宗大谷派九州教学研究所研修会講演と同年か
ら始まった佛教大学での集中講義で多くの方々に話してきた,長年温めてきたテーマである。
しかし,梵語写本断簡シリーズや漢訳仏典詞典シリーズという大きなプロジェクトが重なり,
論文として纏める時間がなく,五年が過ぎた。昨年二月にヨーロッパでの講議のために迫られ
やっと論文の形にできた。その喜びも束の間,諸般の事情で公表する気持ちを失った。一度は
お蔵入りにしようと考えた論文を発表できるのは,友人たちの長年にわたる励ましのお蔭であ
る。
「その喜びも束の間,諸般の事情で公表する気持ちを失った」とあります
何があったのでしょうか?