六号機(おわり)


 (六郷満山 熊野磨崖仏)

リベラシオンによれば、東電の第一の誤りは

被災後、原発廃炉ではなく存続させる道を選んだことであると指摘している。

(当初、首相は廃炉を指示していた)


廃炉(解体)作業は難しく、決死の作業となる。

チェルノブイリ式に「石棺化」も検討されよう。

原子炉圧力容器は16cmの鋼鉄、格納庫内壁は3cmの鋼鉄、2mのコンクリートで蔽われ(+α)、

筐体の半分は地中に埋まっている。

それらを巨大な石棺でおおい、鋼鉄の厚い蓋をし、封印する。

チェルノブイリはこの作業を2013年に終えるそうだ)


熊野磨崖仏のなかには二体の巨大な仏像がある

写真は、不動明王の半身像

だから、下半身は地中に埋もれていることになる。

もう一体は大日如来

東大寺毘盧舎那仏と同じ仏だ)

毘廬舎那仏はもともと姿形を持たない。

というか、人間の認識の限界を超えた存在だ。

東大寺はそれを巨大さで表している。)


いま、放射能も人知を越えたもの(制御不能のもの)として
後世まで祀られていくのだろうか。