2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

玉虫厨子の謎2 帝釈に見捨てられし天女篇

雪山童子の前に姿を現した羅刹その正体は帝釈天羅刹はその変化身であった。 ヒマラヤ山中の苦行者雪山童子 帝釈是れを見て思はく、「魚の子は多かれど魚と成るは少なし。アンラの花は滋けれども菓子を結ぶは希なり。人もまた是の如し。心を発す物は多かれど…

ペネロピ

ponはこの手の顔に弱いんだなクリスティーナ・リッチバッファロー66でも、モンスターでもろくな相手に愛されない。今回は、半獣人のタムナスさんだもん。相変わらず、ヒアリング正解率20%未満で映画を見続けているebaponちょっと休憩で、一本だけ英語の…

玉虫厨子の謎 ゼペット爺さん登場 篇

昔、独りの人有りて雪山(せっせん)に住みき。名付けて雪山童子と云ふ。薬を食い菓子(このみ)を取りて、心を閑にし道を行ふ。(略)其の時に、仏、世にい坐(ま)さざりしかば、雪山童子普く大乗経を求むるに、能はず。 「諸行無常、是生滅法」と云ふ音(…

ミニバス・ショートバス?2 18禁篇

子供と一緒にえいごであそぼを観ていたらSHORTとLONGを映像でその意味を説明していた。SHORTBUSとLONGBUS・・・・最近、ひぃ〜さんの教えを受けて、ピンチョンを処女作スローラーナーから読み返しているebapon。ショートバスといえば文字通りDETOURSにあるSH…

マンボ・ジャンボ・ホリデー

昨年から、考察を進めてきた「玉虫厨子の謎」ちょっと、というか大変厄介でナイーブな問題があって、「玉虫色」ってことで、有耶無耶にしようかって思ったけど、最近やっと結論部が見えてきた。なんとか発進できそうである。 やれやれ ということで、少し肩…

グリフィスとラクシャス2

ベルセルクのことは、ぼうのちちさんにまかせよう。ここはグリフィスとラクシャス就中、夜魔ラクシャスがグリフィスに近づく目的を仏教に問う。「白い鷹」グリフィスを思わす、ヒマラヤ山中の苦行僧雪山童子そのバラモンに近づき、あることを試さんとする羅…

スタック

今月初め8Z9邸で聴かせていただいた、シュタルケルのバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲いまも脳裏に焼き付いている。 例の「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」による録音(3本マイクで収録された3チャンネル・レコーディング)である。 8Z9さんのSACDプレ…

WBC

WBC、日本が優勝したそうですね!スポーツ番組NGのebaponも、WBCの決勝戦は観戦しようと思いましたが、今日は小学校の卒業式で六年生を送った上の娘は昼前には帰ってきました。で、そのまま、サイクリングに行きました。 川沿いを10Km。野鳥や野草を眺めな…

グリフィスとラクシャス

ponは現在、インド神話におけるラクシャス(羅刹)について、調べている。ラクシャスはまた梵天の一として、仏教を護持養育していく存在でもある。ラクシャス研究第一人者といえば国際仏教学大学院大学の伊澤敦子先生 黒ヤジュル・ヴェーダ・サンヒターにお…

3本の「りんごジュース」

春の法要も終わり、ひぃ〜さんのブログをゆっくり楽しむ。ponは、新装開店後のブログしか見ていなかったけれど、最近、アーカイブに過去の日記がアップされたようである。 ひぃ〜さんが「はぁ〜」さんといわれていた頃のブログだ。いずれ「ふぅ〜」さんと呼…

アンサンブル

関係者やここをご覧になっている方に心配をかけたpon娘のピアノ騒動。なんとかピアノは続けております。(曲はクシコスポスト 上の写真はwikiより)で、演奏会 アンサンブルだし、鍵盤は客席から見えないのでタッチは「とてもお見せできるものではありません…

専門書の壁

京都にいるときは、図書館が充実していて専門書に苦労しなかった。宗門の大学は閉架式で、一々請求しなくてはならないのが面倒ではあった。一度に請求できるのは確か5冊ほど。で、いつも2〜30枚ぐらい前もって作っておいて、週に一度、朝から一日かけて…

ひぃ〜さんのうつぼ2 補遺

あじゃぱー間違えちまった。(写真は、矢作俊作『あ・じゃ・ぱん』) フィニアスの引用についてぼうちちさんから出典どこってきかれていた。 油井正一さんの『ベスト・レコード・コレクション』掲載の矢作俊作のエッセイだった。 あっ指の数18本なのね (…

山羊の歌

pon家はスポーツ番組に興味を持たない。プロ野球、サッカーを始めオリンピックも全く観ない。 でも、ちょっとだけWBCには興味があった。監督が王で、ゴジラはこないけれどイチローが助っ人に来る前回はとても興味を引く布陣であった。でも、今回はなんで原監…

浜辺のビーチボーイ

最近、内外のオークションで連敗続きのebapon出物がないなぁと家内にぼやいたら、下の娘の服を買いなさいと現実的な話に。・・・・・・・おっeBAYにいい出物がその名もWestern Electric Beach Master 浜辺で、ビーチボーイを聞くのにもってこい!ALTECのドラ…

何もない一日

おっと、昨日はホワイト・デー義理チョコを恵んでくれた女性の方お返しを用意しております。お暇なときでもお寄り下さい。 写真はもてもての ぼうちち さんうらやましいなぁ昨日は、この中の一人とラブラブデートっていうのは嘘で写真を撮った女性とだそうで…

書斎のSP2

最近、書斎の平面バッフル(ALTEC604-8G)について考えている。 もともとは管球王国VOL.3の特集 「平面バッフルで聴く フルレンジユニットの魅力」 を参考にして始めた。 随分試行錯誤して、何とか組み上げたのだが(音には満足している) その頃、同じよう…

書斎のSP

書斎はホームシアターを兼ねていて、スピーカの設置スペースが限られてくる。スクリーン両脇に、8Z9さんとぼうのちちさんが立ったら、もうギュウギュウである。で、メインのMINIMAの後ろに、平面バッフルが肩をすぼめて身を小さくしている。(一応3ウエイ)…

その男、宗教の敵か味方か?

ponは現在、大急ぎで、大乗と言うこと、また回向概念について調べている。一番参考にしているのは袴谷憲昭先生の『仏教教団史論』(大蔵出版)畏れ多いことだが、この著を批判的に考察している。で、先生が言及なさっている論書に目を通している。そのなかで…

ハンニバルとエレファンティーノ

satoさんのJBLマシーンが発進した。その名も Elephant/エレファント きっとそのマシーンに遭遇したものは古代ローマの元老院のおいちゃんたちのようにド肝を抜かれるであろう。 第二次ポエニ戦争。カルタゴからローマに侵攻するハンニバル37頭の戦象を先頭…

 8Z9大人あらわる

極悪非道なひとであった。ponの同級生。中国大陸にわたり、民衆を踏みしだき、搾り取るだけ搾り肥え太って日本に戻ってきた。ある日、ふと寄った書店で何気なく手にした本に戦く。魯迅の『阿Q正伝』中国民衆を内在的に容赦なく批判する匕首のような魯迅の精…

ひぃ〜さんの鬱勃 終章

大学時代、研究者擬き生活をしていた頃は、学術論文ばかりを追い続けていた。週に一度図書館に行き片っ端から論文をコピーし、自宅で一週間かけて読みこなす。そんな毎日だった。ある日、いつものように帰りの電車の中で、論文を読み続け、神戸の花隈駅をお…

ミニバス、ショートバス? 1

待望のバスケットゴールが届きました。昨年末に注文し、1月中旬に届く予定がスポーツ店の発注ミスで大幅に遅れました。お詫びでワンランク上の製品が届きました。(バックボードがウッドからアクリル製のクリアボード)子供はお正月から指折り数えて待ってい…

ただいま巡回中

AV

はな虫さんが昨晩黒い袋を持ってきました。酒屋さんの黒い包みってなんだろう。もやしもんかな? おお、EPSON EH-TW4000 です。試聴機を貸していただきました。で、さっそく設置とても簡単。5分もかかりません(マニュアル無し)。 近づいてみてもレジズレ…

ひぃ〜さんのウツボ2 6本指の猫をめぐって篇8

サリンジャー(1919〜)とロストジェネレーション世代ヘミングウエイ(1899〜1961) フィッツジェラルド(1986〜 1940) フォークナー(1897 - 1962) ・ ・ ・ ・ ひぃ〜さん(※現代のロストジェネレーション世代、写真は盗用) 両者の間を橋渡…

ひぃ〜さんのウツボ2 6本指の猫をめぐって篇7

ヘミングウエイに代表されるロストジェネレーション世代と、少し遅れてやってきたサリンジャー。その間にはある種の「ひと交わりのし難さ」のような異質なものが後者にあって、意思の疎通を阻害するかのようである。(そういえば、ヘミングウエイやフィッツ…

ひぃ〜さんのウツボ2 6本指の猫をめぐって篇6

ラジオN・E・Bやあ、みんな今晩は。元気かい?最初のリクエストはペンネーム「ひぃ〜」さんから「ebapon」さんへくよくよして「黒猫のタンゴ」ばかり聴いていないで、この曲で一発決めなさいとのことでレイジの同名アルバムRage Against the Machineから第一…

ひぃ〜さんのウツボ2 6本指の猫をめぐって篇5

キューバを第二の故郷としたヘミングウエイ。彼がライフルで頭を撃ち抜くまでの22年間過ごした、フィンカ・ビヒア邸。写真はフィンカ・ビヒアの塔。ponがこんど建てる書斎もこんな感じにするつもりだ(からよろしく829さん)。ちなみにこの塔の一階はバス…