どうも中島梓が亡くなったようだ。
新聞・テレビとは無縁の、(とはいえタモリ倶楽部は好きなんだけれど)ponだけれど
風の便りでそのことを知った。
「『グイン・サーガ』はついに未完になったな」と残念に思ったけれど、
作家、栗本薫には余り興味はなかった。
ponにとって彼女は
『コミュニケーション不全症候群』の著者である。
この評論は不思議な評論である。
私たちの自我の古井戸に垂直に錘を降ろしていく感触を覚える。
「日本人の基層」に向けて。
幾人かの先人がこの為事を続けてきた。
彼女はその営為を継承し、亡くなった。
誰が今、担っているのだろう。
また自分はそのことにどれほど留意しているのか。
などと柄にもなく自問してしまう
pon
R.I.P