IRIOMOTE2

ponはイリオモテヤマネコには

あまり興味がないけれど

(このデザインをみて、pon娘は

「犬だ!」と主張してやまない。)

「大五郎!」

には一目会いたいんだな。

(牛君じゃなくて水牛くんだ)

といっても彼はとうの昔死んでしまっている。


彼の生きた島

由布島(ゆぶじま)へむかって


彼の子孫の

「慎太郎」に牽かれて渡るのである。



「南国熱帯植物園」

周囲2キロあまりの小さな離島

とはいえ、歩いて5分もかからず渡ることができる。

そんな浅瀬をおじいの弾くさんしんの調べに乗りながら

水牛車でゆっくり渡っていく。


(「楽園」といっても、そんな島が元々あったわけではない。

 マングローブの密生する砂浜からなる島に、

マラリアをさけて移住した人々が作った村だ。

一家に一頭、水牛を飼い、西表にわたり田を耕し

村には小学校ができるまでになった。



1969年6月、宮古島に死者30名あまりをもたらした

エルシー台風により村は壊滅。

一組の夫婦を残し、島民は全員離島した。


その夫婦と水牛の大五郎の奮闘で、ただの砂浜になった島が

やがて「南国熱帯植物園」として再生する。


よく知られた話である)





で、


さすが水牛。


ゆっくりした歩み。


ときどき止まってうんこをする。


乗客はここぞと写真を撮る。


(ブログにでも載せるのだろうか)


ん!


れれ


すすまないぞ?



まあ、

いやはや。




ここは気を取り直して

一挙に

「猪突猛進!」



ってか。


(コンクリ製なので熱くて乗れないpon下娘)




・・・



島に渡ると、


いちめんに色とりどりの花が


咲き乱れ



てないぞ


・・・・


どうした「楽園」



いや、水牛君には楽園ぽいが


・・・・・・

(ちょっとまえに吹き荒れた台風で花はみな散ったそうな)


とまれ、大五郎の生きた島


その地に行けただけで良いんだ。


なんたって

骨まで愛しているんである


骨まで



・・・・・


大五郎


・・・・・



ちゃん


・・・・・




(いや父じゃないよ)