a smile becomes a smirk

(写真はpeep show galleryのsmirk devil)


今日、ponはとても忙しく、先ほど出先から大急ぎで戻り明日の用意をしなくてはならないんだが

帰ってから小一時間、英語の辞書とにらめっこ。


「smirkってどんなわらいなんだ!」


辞書を見ると「にたにた笑う」とあって

英英辞典をみても、だいたい「悪意のある笑い」なんだ。


コウビルドなどをみると

If you smirk, you smile in an unpleasant way, often because you believe that you have gained an advantage over someone else or know something that they do not know

to smile in an unpleasant way that shows that you are pleased by someone else's bad luck or think you are better than other people


とかある。


まあ、デビルの笑いってあるからそうなんだろうけれど

(たとえばブッシュの笑いがそう言われている)


もっと、好意的なスマークの用法もあるそうだ。

デスノートのルークの笑い?)

きっと喜ぶであろうプレゼントを後ろに隠しながらみせる笑いなんてのがそうだ。


探すと論文もあって

「SMIRK とその等価表現」『尾崎寄春・大沼雅彦 両教授退官記念論文集』(あぽろん社)pp. 51-62. 1996.3


 SMIRKの意味分析に基づいて、一般に英和辞典でその等価表現として採用されている「にやにや[にたにた]笑う」から得られる理解とのずれを明らかにしている。特に、一見共通するように見える「他の人間に与える不快感」という特徴の原因が、「にやにや笑う」の方ではその行為の内向性にあるのに対し、SMIRKの方は、その表情により読み取れる動作主の軽蔑、敵意、皮肉等の心情の表出故である、と指摘する。また、実際の使用例を幾つか取り上げて、各々の妥当な解釈並びに訳出の検証も行っている。


ってのがある。


やっぱり悪意だ



・・・・・




で、ponが調べているのは

コール・ポーターが1930年に書き下ろした楽曲の

バース部分。


ここにsmirkがでてくる。




When the only sound in the empty street is

The heavy tread of the heavy feet

That belong to a lonesome cop, I open shop

When the moon so long has been gazing down

On the wayward ways of this wayward town

That her smile becomes a smirk, I got to work


ご存じコール・ポーターの名曲

ラブ・フォー・セールのバース部分だ。

(おそらく、このsmirkは、同性愛者コール・ポーターの笑いを暗に譬えているんじゃないかとponは考えている)

まあ、単にsmile→smirkとゴロをあわせているだけといわれるとそれまでなんだが

(だから訳してはダメなのかな?)


なんと訳したらいいのだろうか。



うーーーーん。


って、あんた忙しいんだろ。


で、なんでこんな時に、こんな言葉をしらべているのか、ってこえが聞こえてきそう。



えーーと、何だっけ。


そうそう、秘密基地完成のwooさんに一枚レコードを贈ろうと思ったんだ。


で、レコード棚から件の曲の名演を見つけようとしていたんだ。



んで、なんで、ラブ・フォー・セールなの?



だって、売女でしょ



↑バカ