pon娘は平和授業のため登校
原爆記念日かぁ
で、話はpon村の長老
御年97歳にして矍鑠
当時は、剣道の防具を着て泳がされていたそう
そう語る古老の後ろには巨大な書棚
なかでも『海に陸にそして宇宙へ』なる本が目をひく
pon「宇宙へ?」
古老「昔、ロケットを造っておったんじゃ」
ろ、ロケット!?
「そうそう戦時中は、特攻艇を造っておった」
と、特攻艇
・・・・・
「あれは長崎に原爆が落とされる前の日のことじゃ
その頃は福岡におったが、急遽長崎出向を命ぜられた
前日に長崎入りし、届けを出し、食堂で昼飯を食べた」
「翌日昼、船上で作業中に原爆が投下された。
作業員はみな海に投げ出され、仲間二名は泳げず亡くなった。
わしは古式泳法のお陰で、何時間も海に漂うことができ
被爆することもなかった」
「陸に上がると一面焼け野原というよりすべてが灰燼に帰しておった
食堂のおばさんも白骨化しておってのう」
あはれというもなかなかおろかなり
(ここでいう「おろか」は疎かの意)