pon寺の役僧（法務員）薄情さん
役宅（といってもただのアパート）から寺に通ってくるいでたちが凄い。
ヘルメットをかぶり、「カム・レイン・オア・カム・シャイン」
降っても晴れても、こうもり傘をさして
大きな声で
「かぁ！ かぁ！ かぁ！」
と警告音を発して歩いてくるのである。
いや、出会う人がぎょっとしてしまうのだが。
実は一月前ぐらいから、狙われているのである。
そう、前回ちょっと紹介した、
pon寺の守衛ガラスにである。
別にちょっかいを出したわけではないのだが、
鐘楼の真横に営巣してしまったのである。
（わかるかな？）
で、薄情さんが鐘突堂に登るたびに
こどもが襲われると思い、必死で襲ってくるのである。
夜、家に帰るまでぴたっと追跡する鴉。
朝、戸を開けると襲いかかってくる鴉。
保健所に問い合わせたら
「動物愛護の見地から、二週間もしたら巣立ちますのでそれまでそっとしておいて欲しい」
との模範解答。
いやあれから一ヶ月つけ狙われている薄情さん。
すっかり怯えきっているのである。
あはははは
今日、小ガラスたちが、巣から姿を現し始めた。
連れあいが急いでカメラを取ってきて、レンズを向けると
親ガラスが、があがあ鳴いて、巣に戻らせてしまった。
しばらくすると小ガラスがそっと巣から顔を出した。
で、ぱちり。
家人は鴉が好きなんだな。
昔、「ハウルの動く城」を映画館で観た後
好きなぬいぐるみ買って良いよ、っていったら
鴉のぬいぐるみを買った。
（ponは不気味なので倉庫にそっとしまい込んでいる）
できれば小ガラスを飼いたいと思っている。
小さい内から飼うと、九官鳥よろしくお話しするそうだ。
うーーーん、飼ってみたいなぁ
そして、朝な夕なお念仏を聞かせる
で、
鬼軍曹、藤場俊基さんに、鴉の念仏は、やっぱ「空っす念仏」ですよね、
なんて突っ込みを入れてみたい。
・・・・・・
（自爆）
