3.11以降の親鸞 六曲一双の親鸞屏風絵

バガボンド、リアルを連載中の漫画家

井上雄彦が、親鸞の屏風絵を描き終えたという

六曲一双の大作である。

完成したのは、奇しくも

3月10日


罹災は免れ、現在、

東本願寺真宗本廟・大寝殿)で一般公開されている。


ponも近々観に行くのだが

はたして、そこには

3.11以降の親鸞は描かれているのだろうか。


未曾有の出来事が、地震津波のふたつであったら、

そこには、以前も以降もなく、

一貫した親鸞像(↑右隻)がみてとれるだろう。

ponが確かめたいのは左隻の親鸞

一人静寂の中に佇む親鸞である。


切り結んでいるのだ。

武蔵がそうであったように。

(巌流島の武蔵は

立会人すら必要なかった)


誰と?


鬼神と。


3.11以降

原発事故をさかいに

親鸞はどこまで「バカボンド」でいられるのか。


(つづく)