10倍返し!

藤堂恭俊の『無量寿経論註の研究』

曇鸞思想研究では宗学寄りにならないオーソドックスな名著として記憶されている。

ponは専門分野の研究からリタイアしたので、

研究テーマごとに何十冊も専門書を購入という過酷なルーティーンからも逃れることが出来た。

現在は、買いそびれていた本(高すぎたり、希少だったり)を、ぽつぽつと

購入している。

この本は希少性はなかったんだが


値が高くて、現役中、ついに買えなかった一冊である。

今回はとくに他に買う予定の本もなく

思い切って購入。


まあ、持っていて損のない本だけれど

しかし、高い。

だいたい仏教書の古書価はなぜここまで高騰しているのだろうか。

定価の十倍ってのもざらなんである。

この書も、昭和33年初版とあって、十倍以上の値がつけられているはずだ。

ちょっと見てみよう。

ろ、ろぴゃくごじゅうえん

・・・・・
・・・・・

て、定価の百倍じゃないか



うーーーむ

別にやられた訳じゃないけれど



「やられたらやり返す

100倍返しだ」


とかいいたいかんじ(笑