厚木からの長い道のり2

ちひろにしろひろみにしろ

みわようこさんもそうだけれど、ponは日本のジャズピアニスト

(まあ女性だけだけど)

を応援している。

そのなかで、90年代、独力でこのジャンルを切り開いた先駆者として

大西順子がいる。

彼女のピアノのタッチを聞くと、ponはとても安心するのだけれど

大西順子さんは一線を退いたという。

とても驚くとともに理不尽さも感じざるを得ない。


たまたまponは彼女がセミリタイアしているころ

ジャズを聴くのを止めていた。


数年前、ふたたび聞き始めた頃

大西さん、どうしているかしら、CDも沢山出していることでしょうと

CDショップの棚の前に立って物色したら、

このバロック一枚しか在庫がなかった。


いろいろ調べてみると

どれだけ「自己投資」して演奏しても、暖簾に腕押し

なんの反響もないことに、どうも耐えられなくなったそう。

(経済的にも)


大西さんの演奏はとてもオーソドクシィ

反面前衛的でもあり

あまり時流に乗らず、商業的に苦しいかな

ってことはあるけれども、

正統なジャズファンを名乗るものであれば、そういうひとこそ

敬意を払い、それなりの対価をはらうべきがその責務ではないかとponは思う。


しばらくこの問題を考ていく。