研究に必要不可欠でありながら
絶版になっていて入手困難な専門書は多々ある
そのなかでも特に、時々古書市場に現れても
その値付けから
手を拱いてしまう本が
長谷岡一也さんの『龍樹の浄土教思想』である。
で、遂に清水の舞台を飛び降りる覚悟で
買ってしまった
古書価を見ると、ちょっと無理をすれば買えない額ではないか
と思われるかもしれないけれど
1957年に出た時の値は
250円
なんど、現在100倍以上の値が付いているのである
ちなみに同じ頃でた本で
1970年代に再版された時は、4000円
これなら躊躇なく買えますよね
ちなみに長谷岡一也さんは山口益さんのお弟子さんで
華厳経の入法界品や十地品について優れた研究業績を残された方だ
(略歴には1924年生まれ、谷大仏教学科卒、浄円寺住職とある)
是非再版して欲しい本だ。