レヴィナシアンあるいは「呪われるべき存在」2


ソクラテスは、人が考えることのうちには際限がない、

どのようなところまでも考えるということができる

はずだ、と考えた。

無限はすでに自分の中にある。

だから「知るというのは思い出すこと」に似ている。

想起(アナムネシス)説である。

しかし、レヴィナスからすると、この想起説だと

「人間の知に外部は存在しないことになる」。

      
   以上 加藤典洋『僕が批評家になったわけ』
岩波書店)より引用



だんだん、レヴィナシアンebaponとしてのアイデンティティが危うくなっている。




 宇佐神宮で、独特の建築様式に感嘆している

釈徹宗先生を後目に

 ebaponは巫女さんを眺めていた。

 

 すると一つの神託がおこる




   Nosce te ipsum.






 ebaponは愕然とし、震撼する







  ラテン語は読めない!!




 



 
  おお、ネオ!!



 
 汝自身を知れ   Know thyself.

  Inscription at the temple of Apollo in Delphi



 ※写真は「マトリックス レヴォルーション」より、オラクルとネオの対話のシーン 額はギリシャ語かな?ローマ字綴りでは
 GNOTHI SEAUTON