ラー兄さん、あるいは封印された言語


従姉がローマカソリックの本家イタリアに開教使として

アメリカから赴任している。

で、叔父のラー兄さんご一行は娘を訪ねついでに

ヨーロッパ諸国を漫遊。


うちの母も同行する予定が、父の入退院等で行けなくなった。



ローマ教皇インノケンティウス12世


歴代のインノケンティウスとは違い


清廉潔白で贅沢を厭うた、


まるでebaponのような聖者。


ん、今誰か笑っただろう。


あっ




君だったのね


パリといえば、昔、開高健が取材で訪れたとき、

同行の若者をオイスターバーに誘った。


「いえ、僕はマクドを食べますから」



ラー兄さんはヤンキーだが、向こうではご馳走を堪能したことだろう。




な、なに喰っとんのかーーー!!!!



ヤンキー・ゴー・ホーム



うむ。まあ怒りを抑えて



同行した甥のミトリ君である。


(ちょっと後ろの方で小さくて見えないけれど


このへんに ↓ お忍びで同行したebaponが写っている)




いいオッサンになっている。



昔はこんなにかわいかった。





小学校低学年まで日本にいた。

友達と一緒の時は絶対英語を話さなかった。

帰国後、今度は日本語を二度と口にはしなかった。

封印された日本語はどこに行ったのだろう。


そういえば、研究室のy村君。小学校はエジプトで過ごした。

現在こんな言葉はجمهوريّة مصر العربيّة

封印している。


でも、酔っぱらうと




古代エジプト語を話し出す



(写真は古屋兎丸『ショートカッツ2』小学館より)