セント・トーマス考2 アミダからきた男2


ロリンズにとってセント・トーマスは母なるものの象徴


セント・トーマスにとってアミダも同じ意味を持っていた。


ロリンズがNYでカリプソソングを口ずさむように

セント・トーマスもインドで「アミダ」と口にしていたかもしれない。




極楽は「スカーヴァティー」の訳語である。アラム語では「エデン」。

ヴァティーは接尾辞ヴァトの女性形であり、他方仏土の名はほとんど

男性形であるのに、何故極楽は女性形であるのか謎とされてきた。


初期無量寿経には浄土には女性はいないとされている。

にもかかわらず、阿弥陀仏国土は女性形で表される。

しかし、阿弥陀の姿は徹頭徹尾男性である。


「変成男子」


偉大な存在聖母マリアがアミダとなったこと。

その名残としての女性形。


アミダとなったマリア


うーーーん。こんな感じなのか?



(写真は しりあがり寿『ヒゲのOL藪内笹子』竹書房 表紙より)


※平山朝治「大乗仏教の誕生とキリスト教」を参照しています