セント・トーマス考2 アミダからきた男



ロリンズの母なる島、セント・トーマス島

島好きのebapon夫妻はなんだか行きたくなった。


ところで、話は

「アミダからきた男」



エスの復活が信じられず、創痕に触れることで信じることができた

「疑う使徒トマス」(絵はカラヴァッジオの弟子、テル・ブルッヘン)

エスと双子といわれてもいる(荒井献)。

釈尊と従兄弟で同じ日に生まれたという阿難のような存在。


そういえば、映画『マトリックス』のネオの名はトマス・アンダーソン。

(ebaponの好きな監督と同名)

アンダーソンはギリシャ語でイエスを表している。


紀元20年なかばから、イエスの処刑を期に、12使徒による伝道が始まる。

セント・トマスはインドに向かった。

トルコのディアルバクルに教会を建て拠点とする。

ディアルバクルはローマ時代「アミダ」と呼ばれた。

ガンダーラ語で無限を意味している。


セント・トマスはバラモン司祭の手により殺され、殉教するが

その遺骨はアミダにある聖母マリア教会に納められている。


アミダから布教にきて、母なるマリアのいるアミダにかえった男。

そのころ、インドで阿弥陀信仰が始まる。


(以上、筑波大学の平山朝治さんの説によっています)