今日は、たまご王子@岩田憲明の一周忌。
一年経った、というより
1億5千km離れた太陽の周りを地キューがebaponを乗せて
ぐるりと一周しただけの感覚である。
はやくに弟を亡くしたとんぼさんが、ご自身の日記の中で
「一緒に年をとっていく存在」を失うことの悲しさを記していたことがある。
「そういうことなのか」
と一年経ってしみじみ思う。
今日は、ふたりにとって共通のテキストだった『大乗起信論』を読む。
(写真は新国訳大蔵経版)
ところで、ebaponとたまご王子の共通の友人にサボサボ君が居る。
仏教学のエキスパートである。専攻は、インド・チベット・中国仏教。
語学も堪能でパーリ・サンスクリット・チベット語はお手の物である。
しかし、「サボサボ君」なのである。
引っ込み思案。
呼ぶと来ないし、呼ばないときに来る。
で、仏教論書の輪読会が始まらない。
先日、サボサボ君から電話があり、市内の仏教書を扱っている古書店を紹介して欲しいとのこと。
さあ、いよいよサボサボ君にも研究スイッチが入ったかと、案内する日を心待ちにしていた。
サボサボ君がやってきた。
ドアを半開きにして、
サボサボ「ebaponさん、本を買って下さい」と定価で8000円と2000円の本を差し出す。
「ん?本を売りたいの?8000円の方は持ってるけど、2000円のは持っていないから買ってもいいよ」
古書店に持って行っても多分二束三文である。
「でも、何で処分するの」
サボ「お金がないんです」
「・・・・・」
「分かりました。定価で買いましょう」
サボ「じゃ、あわせて一万円」
「(あ、だから一冊は持っているってば・・・・)」
輪読会の話は、いったい・・・・