お釈迦様の原始教団では、食事が許されるのは午前中だけだそうである。
だから、せめてponは、研究例会のある日は朝食しか食べない。
例会は午後四時から始まり、午後九時に終わる。
六時に食事を取るんだけれど、ponは何も口にしない。
先日の例会では、3名が、食事を断っている。
何か凄いんである。
さぼさぼ君・すまや君とponである。
さぼさぼ君。ぷるぷる震える細い腕をまくり上げて
「ぼ、ぼくは点滴を受けたのでもうご飯はいりません」
・・・・・・
すまや君
「ぼくは脂肪肝なのでいただきません」
・・・・・・
・・・・・・
で、食後から始まる第二部はponの研究発表。
通常ponは一時間ほど発表するけれど
最近ダイエットで、脳にエネルギーがまわらなくなっている。
身体が必死にエネルギーを造っているのが分かるけれど間に合わない。
「では、ここで休憩しましょう」
「ponさん。まだ10分も話してないんですが」
「そうですか・・・」
「ponさん。チョコレート食べませんか」
「いや断る」
「松脂あげましょうか」とRSRさん。
(脂肪肝のすまや君は魚油を呑んでいるとか・・・)
上座部の坊さんが講師で来ると、本当に昼から何も食べない。
だから懇親会があってもなにも口にしない。
(そういえば、原始教団では不殺生戒が徹底していて
水を飲むときも布で漉して生き物を口にしないようにしたそうだ。
ponもアルコールで漉しているんだが)
原始教団では、午前中何度かに分けて食事をいただくことができるそうである
(それにならい、真宗のお内仏のお給仕でもお仏飯は昼までまって下げる)
とはいえ、食事はいのちを繋げるためであり、必要最低限しか食べない
自分でこれで充分と思えば食事の終了を告げればいい。