ということで今年最後の清水本は
香月乗光の遺稿集
『法然浄土教の思想と歴史』山喜房 1974年
せっかくだからご尊容
と中身紹介
・法然教学における行の体系
ー特に念仏一行の選択における体系についてー
・法然上人の開宗における仏教の転換
・法然教学における称名勝行説の成立
・一向専修の実践的構造
ー「閣抛傍の三義」についての考察
・「七箇条起請文」と「送山門起請文」とについて
ーその偽作説に対する反論ー
・各種法然上人伝所載の『七箇条起請文』について
・法然上人の浄土開宗の年時に関する諸説とその批判
ー承安五年開宗説の解明ー
・法然上人おける相承説説の問題
ー特に「浄土五祖相承説」の成立についてー
・鎮西教学における祖述と顕彰
・鎮西聖光の浄土教学における念仏と諸行
・鎮西聖光の浄土教学における結帰一行説の成立と諸行
・東晋代における禅法と浄土教
・永観の浄土教
ー特に法然の浄土教との関連についてー
・旧華厳経伝訳考
・華厳経の寿命品の弥陀浄土説とその展開
・聖冏上人の「伝通記糅鈔」について
・善導大師の「観経疏」について
・「選択本願念仏集」とその註疏