松本サリン事件から15年。
ponがはじめて「サリン」なる言葉と接したのは
(ponが買って読んだのは1986年にでた第9版)
今、
「生きて罪を償う」井上嘉浩さんを死刑から守る会通信
「悲」を前にして、四半世紀の自分を振り返る。
いま拘置所にいる井上嘉浩はくしくも清沢満之を読んでいるという。
状況はとても厳しい。
松本サリン事件の被害者、河野義行さんは、拘置所の井上被告と先月面会した。
もう一人の被害者、妻の澄子さんは意識の戻らぬまま昨夏息を引き取った。
その瞬間、河野さんのながい松本サリン事件は幕を下ろした。
面会した井上被告は、ふかく頭を垂れた。
ponは井上嘉浩の「生きて罪を償う」ことに
「大悲同感」の声を聞き取りつつある。