ジブリ作品には、フランス語字幕までのせる配慮を示しているものが
いくつかあることは前回述べた。
宮崎駿作品の言語はいうまでもなく日本語なので、
サブタイトルのフランス語は言語をきちんと対訳している。
で、ponがフランス語教材として求めているのは
言語がフランス語で、字幕言語もフランス語
(手持ちのDVDを調べたら、次ぎの三作品が該当している
しかも、言語と字幕が一致(言文一致)して欲しいのである。
でも、言語をフランス語にして、字幕もフランス語にすると
話しているフランス語を、そのまま字幕にしているわけではないことに気づく。
まあ、フランス人であれば、
1,言語日本語で、フランス語字幕で見る
2,言語フランス語で、字幕なしで見る。
のどちらかであろう。
語学学習目的の人のために字幕は作られていないのである。
よって学習教材になりにくいのである。
しくしく
(これはもう、フランスPAL盤を買うしかない)
ところで、ジブリのシネマライブラリーに
「KIRIKOU」
がある。
コート・ダジュール生まれのフランスのアニメーション監督
ミッシェル・オスロの作品。
これがponにとってフランス語学習素材としてとても役に立った。
たぶん、フランス人の聴覚障害者に対して
フランス語字幕を付したのだろうと思う。
(逆に日本語字幕はジブリ側の演出が入っている)
さすがに何回も観たので食傷気味になったけれど、
他にも
『キリク2』『プリンス&プリンセス』『アズールとアスマール』
とラインナップされているし
何よりも、キリクのサウンドトラックを担当したのが
セネガルの歌手のユッスー・ンドゥールで
サウンドデザインがとても優秀なんである。
ということで、『キリク1』はフランス語学習に適した映画素材として一押し!なんである。