ダシール・ハメットの諸作をほぼ訳し終え
あとは悠々自適の日々を送るはずであった
ベテラン翻訳家小鷹信光を
「木からたたき落とした」のは、わかきハメット研究家
喜寿にならんとする小鷹氏は、一から翻訳を勉強し直し
二十七年ぶりに『マルタの鷹』改訳版を世に問いなおす
という偉業をなした。
絶版となって久しい、われらがコンチネンタル・オプ
『デイン家の呪い』新訳と相俟って、氏のしごとには
頭の下がる思いがする。
ということで、
ponも、諏訪部先生の講義を受けながら
マルタの鷹(原著)を読み直すこととする。