ロストジェネレーション

It's De-Lovely おしまい

Making It NewThe Art and Style of Sara and Gerald Murphy1920年代のジャズエイジの表舞台を下支えした夫妻の芸術とその生活に焦点を当てた展示図録である。前にも一寸触れたけれど、ジェラルド・マーフィーとコール・ポーターはイェール大学からの親…

It's De-Lovely5

「夜はやさし」ってIt's De-Lovelyって歌と雰囲気似ているよね 原題の"Tender is the Night"をみて、「そりゃ、テンダーステーキは夜喰うモンだろう」っていったぼうちちさんがなつかしい(笑フィッツジェラルドの最後の長編は「ジェラルドとサラに祝祭の日…

It's De-Lovely4

ジーン・ディノビの滋味あふれる演奏を堪能したし今度は、シェリルクロウの歌っていた"Begin the Beguine"を手練れのビル・チャーラップで聞き直す(笑表題曲はなかなか良い演奏だぞ映画の中で、ダイアナ・クラールはしっとり歌っていた(Just One of Those …

It's De-Lovely3

前回のコールポーター"song book"に続き今回は"very best of"まあ、どちらも似たようなオムニバス盤Gene Dinovi "So in Love"1940年代から活躍している老ピアニストジーン・ディノビ(1928〜)このアルバムでは、冒頭コールポーターの曲をふたつ弾いてい…

It's De-Lovely2

五線譜のラブレターのなかでポーター夫妻が試写室で観ていた映画がケイリー・グラント主演のナイト・アンド・ディ「くだらない映画だ」とポーターは言っていたけれどこの映画では、バイセクシャルの側面は描かれていなかった(エンディングの感動的な場面で…

フィッツジェラルドを聴きながら

ナンシー・ハーロウのグレートギャツビー〜フィッツジェラルドに捧ぐ〜 暑い夏の間、フィリップ・マーロウと過ごしたけれど少しハードボイルドから遠ざかりロング・グッドバイにも出てくるF・スコット・フィッツジェラルドを読むことに。ponがグレート・ギャツ…

『マルタの鷹』講義

ダシール・ハメットの諸作をほぼ訳し終えあとは悠々自適の日々を送るはずであったベテラン翻訳家小鷹信光を「木からたたき落とした」のは、わかきハメット研究家諏訪部浩一(東京大学準教授)との出遇いであった。喜寿にならんとする小鷹氏は、一から翻訳を…

ebapyon、カボチャを抛り投げる

このところハードボイルドな生活を送るebapon朝は、固茹で玉子とエスプレッソ夜は、スコッチを片手に、マーロウの饒舌とつきあう なかなか、緊張感があっていいのだが、逆にストレスにもなる。 このあたりで、ちょっと中休み ラプサンスーチョン(中国の紅茶…

三冊の「ロング・グッドバイ」を読む

レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』をチャプターごと原著→翻訳1(村上春樹)→翻訳2(清水俊二)の順で読み、併せて松原元信の『三冊の「ロング・グッドバイ」を読む』を参照している。 ponは原作と翻訳物はまったく似て非なる作品として捉え…

THE LONG GOODBYE

いよいよ、チャンドラーの最長編「ロング・グッドバイ」に挑戦します。前に原著を読みましたが、今回は件の村上春樹訳と清水俊二訳を比較しながらじっくり読んでいきます。チャンドラーといえば、清水俊二訳が定番ですが彼は映画字幕で有名。あの戸田奈津子…

THE MALTESE FALCON

フィリップ・マーロウに長くつきあうのも疲れるので(キャメル両切りもあきてきてそろそろ、手巻き煙草が吸いたくなった(笑)ちょっと箸休めに『マルタの鷹』を読む。サム・スペードと再会するのは実に四半世紀ぶり。んでも、細部にわたってよくおぼえてい…

ebaponの”大いなる眠り”

ロストジェネレーションの諸作品を読んでいきます。第一作は、なんといっても大好きなダシール・ハメットの『血の収穫』から行きたいところですが、ちょっとリラックスしたい気分なのでここはのんびり村上春樹新訳のレイモンド・チャンドラー四作品を読んで…