ジュリエット・ビノシュをponが語るのは10年早いな
とteppeiさんのコメントを受けて思う。
フランス語の壁は高くそして厚い。
『トリコロール』三部作の監督クシシュトフ・キェシロフスキ
とても面白い。
名前は早くから知っていたけれど、たまたま存命中に作品を見ることがなかった。
彼の作風を知る切っ掛けとなったのが
『ヘブン』
彼の遺稿脚本をドイツの監督トム・ティクヴァ(パフュームの人ね)が映画化した。
(詳しくは分からないが、キェシロフスキには共同執筆者として、同名で紛らわしいがクシシュトフ・ピエシェビッチがいる。脚本はすべてピエシェビッチ原案なのか?)
もともと『ヘブン』はダンテの神曲に基づいた三部作のひとつで、これだけは脚本が完成していたそうである。二作目の「地獄」篇はダニス・タノヴィッチ監督(ノー・マンズ・ランドの人ね)で『美しき運命の傷痕』として2005年に映画化
されている。(ponは未見。三作目は「煉獄編」なんか、ロリンズで触れた記憶が・・・)
ponは『ヘブン』に嵌った。
『エリザベス』(最初の方ね)では余り感心しなかったケイト・ブランシェットだったけれど、ここでの抑制のきいた演技は素晴らしかった。
ところで
ponが
一番嵌ったところは
二人の逃避行
トスカーナ地方へむかい
列車が長いトンネルを抜ける
そこは
「ヘブン」
本当に
「ヘブン」
モ・ン・テ・プ・ル・チ・アーノ!