Appearance and Concealment

へっぽこ研究所のECHOさんが、老体にむち打って

如来蔵思想、天台本覚思想にドンキホーテよろしく

立ち向かってくれた。

(サンチョパンサ役が「う」さんなんで百人力だったけれど)

風車に突進して力尽きたのか

最近は貞慶さんって昔一戦を交わした旧敵と旧交を温めている。


んでも、如来蔵思想ってのはとても厄介なものだ。

日本の近現代思想に限っても、宗教的にも哲学的にも堅牢な建造物

(ponってふっとぶ原発の建てやよりも強固だ)


名だたる仏教学者が文献を精査しその思想構造を解明したけれど

その中核にある原子炉のようなものは「健全な状態が保たれている」ていどの認識を示すものでしかない。

「露現と腹蔵」を繰り返す膨大なエネルギーは誰も制御できていない。

関西大学東西学術研究所の井上克人教授は

その中核にある思想を「フッサールやハイデッカーによる覆蔵性の現象学」であきらかにしようとしている。

(ponはかつてハイデッカー的問い「有と時」にずいぶん影響されてきた)

現象学から宗教哲学へ」

これはまさしくponの思想的態度なんだけれど、向いている方向は真逆なんだな。

(つづく)