k先生は几帳面で手先が器用。いろいろ工夫を凝らしている。
スピーカ二系統使い分けも、XLRプラグ(スピコンかな?)の差し替えであっという間に
(MC240の電源は切らずに)切り替わる。
(既出ですが、先生はボーカルはALTEC603B(?)入りの銀箱、
ビッグバンドは同じくA7でお聞きになる)
プリアンプ「マッキントッシュC-20」はとてもよく整備されていてる。
四連ヴォリュームのバランスもぎりぎり追い詰めておられ
そのベストポジションにはマーキングが施されている。
ぶージー・大番頭・LieutenantO塚さんとSPレコードに聴き惚れていると
u先生からk先生へ電話で伝言が。
持ち帰った10インチレコードを使って、レコードの洗浄方法を教えていただくことに。
さっそく、階下のSP洗い場へ移動。
さっそくいただいた JUST JAZZのSTAR DUSTを使って実演していただく。
洗う量が半端ではなく、市販のレコード洗浄セットでは追いつかず
洗浄には、軟水(六甲のおいしい水)
またクロスは、医療用の不織布を使用。
(SP盤の場合は最初に風呂場でスポンジを使ってごしごし洗うそうです)
台は、トルクのあるベルトドライブのプレーヤを使っている。
(たしか「JP」という製品 45回転で作業していました)
二種類のブラシ(ひとつはカーボン製)を使い、レイカの液で二度洗浄を繰り返す。
おどろきは吸水方法。
医療用から、専用のポンプまで使ったけれど、ベストは
家庭用掃除機、ペットボトル、ホースの三点セット。
先生は一時間10枚のペースで洗浄作業をこなしている。
コレクションのLP6000枚、SP4000枚すべてクリーング済み。
現在も黙々と作業を続けられている。
こんなレコードのクリーニングを依頼される人もいるとか。
さて、長時間にわたり両先生から、たっぷりSPへの思いと、コレクションの苦労話、またSP再生のノウハウなどをお聞きし、音楽も堪能した。
夜も更け、もう一軒、お邪魔する予定だったオーディオ喫茶はあきらめ帰途についた。
U,K先生、本当にお世話になりました。
また、来年、試聴会をぜひお願いいたします。
(とても多くの話を聞きました。拙ブログではアップしきれませんでした。
ぼうのちちさんのブログでも紹介されると思います。ご参照下さい。)