JOJOの三部

「ponさん、チャカってもんはこんなもんじゃないのですが」

とumekichiさん

「あ、これ、いちおう小説なんで」


「ちょっと弾いてみましょうか」


ああまた血の雨が降るのね

・・・・・


あ、いや、中村文則の『銃』って河出文庫に入っていたのね。

「エンタメと文学の狭間で」ってことで、中村文則の本を読んでいるけれど

デビュー作からエンタメよりだったのね。


ところで、彼の小説の主人公は、幼少年期のトラウマってのに突き動かされているんだな。

(銃に支配されるように)

で、一つに幼児虐待ってのがあって

その流れで

最近評判の三部けい僕だけがいない街』を読んでみた。


(第一巻をpon上娘に貸したら

「これ読んだよ」

「あっダブっちゃったね」

「ううん、本屋の試し読みで一巻読んでみた」

そうである。)


テーマは幼児虐待と幼児殺害シリアルキラーの話。

(第四巻で幼児虐待・殺害問題がいったんの解決を見るけど

シリアルキラーの存在がまだ不明である)

これ文学作品だとかなり掘り下げて書いていくと思うけれど

人気の少年誌連載という制約から、SFミステリーものに仕上げられている。


「救いのない話し」からどう「救い」を見いだすか

なのか、

「救いのない話し」をどう「救いの話し」にもっていくか


どちらにしても

作者の力量が試されていくんだな。


なんちゃって(笑