迷い猫あずかっています

(写真はおおかみの「しろ」 ※本文とは関係ありません)


satoさんちの「はっちゃん」

もしかすると前の飼い主からのDVがあったのかもしれない。


昔、ebaponちで飼ってた、「じんた」(ペルシャ猫)も迷い込んできたときは

満身創痍。ぼろぞうきんのようだった。


家の中にいても、しばらくはゴミの収集車の音が聞こえると、どこかに身を隠そうと必死になっていた。

やがてそんな行動もなくなり、おおらかでたくましい成猫になった。



ある日、じんたは、寺の墓地をテリトリーとするボス猫に闘いを挑んで

頬を抉られ、結局その傷が元で死んでしまった。


「はっちゃん」は、失明の危機にあるそうだ。

(今のうちに飼い主の笑顔をたっぷりそそいであげよう)


そういえば、

その頃寺には耳の聞こえない「しろ」が外猫として住んでいた。



(ここから先はぶージーは読まない方がいいよね)



食事の時も、ぐーすか寝ていて、肩をぽんぽんって叩いて

知らせてやっていた。

ボス猫が、脅しにやってきても、そのまま腹を出してだらんと寝ていた。

そいつは、「しろ」をくんくん嗅いで、所在なげに帰って行ってしまった。


しかし不幸は跫音を忍ばせてやってきた。



ぶージーが近づいてきたのである。




「しろ」はぶージーの跫音を聞き取ることができない。

ぶージーは腹が邪魔をして地面をみることができない。



左足にぐにゅっと何かを踏んだ感触はあったらしい。



急いでいて、振り返るには巨体ゆえ、時間がかかるのでそのまま帰ろうとした。

門を出るとき、横目に、しろ猫が地面の上を踊っているのが見えた。



短い人生だった。


(悲しいことに実話です)



ところで、盆の間

郵便ポストに

猫の



写真集(岩谷光昭『そっとネコぼけ』)

が入れられていた。


宛先、差出人不明。



土屋アンナの推薦文が載っているので、連れあい宛なのかなあ。


アンナのファンで「しゃべらなければ格好いい女性」っていつも褒めてたし。




お心当たりの方はご一報下さい。