pon、893になる

父親の車の車検代を支払いに行くebapon


○が四つ並んだ車屋の受付嬢に

「ponだが親父の車の代金を払いに来た」と告げ

ポンとカードを置くpon。

「しばらくお待ち下さい」

と端末を叩く受付嬢。


ぱちぱちぱちぱちぱち


ひたすら叩き続ける

で、携帯で電話をかける

上司らしき人が来て耳打ちする。

台帳をなにやら調べ始める。


「どうぞあちらで腰掛けてお待ち下さい」


いや、昼前で、一緒に来た家内も気ぜわしく

はやく金を払って帰りたいのだが・・・


子供が「お絵かきしたい」というのを

「急いでいるからダメ」と制止する家内。


で、受付につかつか歩み寄って

「まだですか?」と訊いている。


で、ひたすら端末を叩く受付嬢。

・・・・・・


しばらーくして、工場長らしき人が駆けよってきて

「ponさま、車種は◎◎ではないでしょうか」

と訊ねる。

「そうだとおもう」とpon。

「・・・・もしそうでしたら、あのここは○○○○で、◎◎の受付は二軒隣になります」


「ああそう」とpon

ちっ間違えちまった、と不機嫌な顔になる

で、家人は家人で「なぜそれを早く言わないか」と憮然としている。


いや、間違えたのはこちらなんだが。


しきりに恐縮する○○○○。


いや、間違えたの・・・


で、◎◎に移動するponファミリー

玄関につくと、


「ponさま、どうぞこちらへ」とお出迎え

さっと決済を終え

送り出されるebaponファミリー



帰り道、

「悪質なクレーマーに思われたのかなあ」と悠長なpon夫妻







もしかするとヤクザに間違われた可能性を全く考えないpon夫妻であった。